ちわっす。
ジュリアンさんにくそまじめといわれたのでオフのことも少し。
だいたいオフはフィリピンのアイセッカーと会ってどっかいったりしてます。
とくにスタツア時代からしってるケビン・グレン・ラファエルとはほぼ毎日会っていて、相変わらずのホストの良さには感心します。(手前がケビン、奥がグレン。ケビンは日本語が少し出来て、いつも事あるごとに タクロー バカッ、ちょーバカッ! って言ってくる可愛いやつですww)
昨日はうちの4人部屋に3大学2から20人近くのフィリピンアイセッカーが訪れどんちゃん騒ぎwww
かつてスタツア時代に誰かさんに恋をしたニコロ君も健在で、その話はLC内では皆が知っているらしいwwwwwwww
ああー、でもまたここからちょいと長いごみ山の話ww
こないだあまり話せなかったので、ごみ山パヤタスについて少し詳しく書かせて下さい(でもこれ以外にもあるんですよ)
まずパヤタスといういわばただの(見方によってはただのではないけど)がこうして有名になったのは、2000年における崩落事故があったからです。ゴミの積み上げ過ぎに何かしらの外的要因が加わってゴミ山が崩壊、スカベンジャーと呼ばれるゴミ拾いで生計を立てる人々が1000人以上ゴミで生き埋めになり亡くなりました。
パヤタス付近でtragedyと言えば説明不要この事故を指します。
ここでパヤタスの運命は大きく変わります。ケソン市といくつかのNGOが入り、ゴミの量のコントロールを始め、ゴミ山の角度は崩落の危険がない23~25度に保たれるようになり、ゴミからでるガスを用いたバイオガス製造が始まり、バイオガスを用いて電気が作られるようになり、その電気とゴミ山のプラスティックを用いてレンガや金属が作られるようになり、近くのコミュニティーの道路は舗装されました。
でももちろん、こんなハッピーハッピーな感じで物事は進みませんよね。
まず、ゴミの量はコントロールされているといっても、それはパヤタスに入るゴミの量がコントロールされただけで、他のゴミ山にいくらでも運び込まれている。パヤタスにおけるリサイクル活動の活発化とは裏腹に、新たにもっと環境の悪いゴミ山が裏で出来ているわけです。パヤタスは一種のケソン市による広告塔であり、入口にはwelcome と書かれた綺麗な看板がある。wwwwwww
でも実際は問題ばかり。そもそもパヤタス付近のコミュニティの住人は、もともと他のスラムを違法に占拠していたスクォッターの住人で、政府から住居を破壊されて立ち退きを命じられ、政府からここに送られてきました。しかし大きな問題として、ここの住人は住宅を担保にとられており、土地の値段を一定期間までに支払えないと再び同じことが繰り返されることになるわけです。しかもそれは個人としてではなく、コミュニティー全体としての担保なため、ほぼ条件を満たすことはムリ。せっかくここでコミュニティーを築いても、またいずれどこか別の所に移され、一から住居を作り、コミュニティーを形成しなければならなくなるわけです。
それは彼らはもとは不法占拠者で、当然じゃんとかいう人もいるかもしれないし、まぁ一理あるのかもしれないけど、それでも彼らはここに移されたとき、何もなかった所からなんでもあるコミュニティを作ることをやり遂げたわけで・・・・・・・・
フィリピンにはまだ貧困層を吸収できるだけの福祉制度みたいなものが整っていない。義務教育も場所によっては形骸化しているし、こうした人々に住居も全く提供できない。
ああでも、日本も最近派遣切りの人が住居にも住めない状態になってますよね。
崩落事故により1000人以上が犠牲になったわけです。当然市、国にはそうした状況の原因を作った責任があります。実際事故のすぐ後に国に対して訴えがおこされました・・・が、10年たった現在まで、進展は何もしていません。さらに国は被害にあった子供達に対し教育援助の奨学金制度を作りましたが、いつの間にかその受益条件に80%以上のスコア取得というが加えられていたらしく、結局普通の奨学金と変わらない代物に。
最後にこんなエピソードを紹介します。
ドリアンの名産地で有名なミンダナオ島からマニラに送られてきた人はこっちに来て一つ言いことがあると言いました。
それはなぜかと言うと、故郷では高すぎて食べられないドリアンがマニラでは食べられるからなのです。
ここにはゴミ山があり、廃棄されたドリアンの中から食べられるものを選んで食べればドリアンを味わうことが出来る、そういうことです。
ここであぁただ可哀そうだね~といってるだけではアイセッカーじゃありませんよね。
パヤタスに僕らを案内してくれたリサさんは、フィリピンの問題点を1.皆が自分の土地を持っていないこと 2.外国資本が入ってもフィリピンの為に資本が動かない事と言っていました。
例えばフィリピンにいるとたくさんの日本ODAのマークを見ます。
別にODAに関して全てフィリピンのために寄付するべきだとはいいません。Betterな手段は他にないか、どこで妥協すべきなのかを考えてみる、そういうことですかねっ
ああ~~なげえ。しかもだいたいが説明になっててつまらないことうけうり。
ここまで読んでくれたあなた、サラマー、マハルキタ!!今度何かおごりますwwwww