2010年2月14日日曜日

大いなるジレンマ

長らく更新せずにいてすみません。

アコモがかわりネット環境が悪くなってしまったのです。



フィリピンに来て一週間が過ぎました。


前回のブログにだいたいの業務内容は書きました。だいたいはあんな感じです。


より詳細を言うと、僕は今肩書だけはちょっとしたものをもっています。


それは、嫡出子国籍再所得プロジェクトの責任者です。
今日本では、出生届の遅れのために日本国籍を喪失したJFCに国籍を取り戻す訴訟が起こっています。
(嫡出子でも、海外で生まれた場合3か月以内に日本の市役所に出生届を出さないと国籍を喪失してしまうのです。)

今日本では第一陣の原告団が国を相手取り法改正の訴訟を起こしており、マリガヤハウスの子供たちもそれに引き続き第二陣として原告団を形成する予定になっています。

もしかして上手くいけば法律の改正に携われるかもしれない状況にあるわけです。


・・・・とここまで聞くとなんだかこいつ凄いことやってんじゃないの??と思うかもしれません。


しかし、現実問題今は僕にとってかなり試練の時でもあります。



まず、アイセック的なグローバル環境を感じることはほとんどありません。宿舎は日本人の他の研修生と共同生活だし、職場でも日本語が通じます。

仕事もたまにのクライアントとの面談を除けば翻訳が主になってしまっていて残念ながらあまりやっていて楽しいものでもありません。
責任者の肩書もまぁ肩書だけって感じですしね。


なんかどうしてもそういう言ってみれば環境を無理に避けようとして変に同僚の研修生と距離を置こうとしている自分もいる気がする。


もちろんある程度こういう環境は覚悟してたことだし、それでも自分は法関係の職場に行きたいっていって今回の職場を選んだのは覚えているけど、まさかここまで日本だとは思っていなかった。


とりあえず、今の僕に出来ることはできるだけ早くプロジェクトを片づけて、自ら動ける環境を作ることだと思います。

プロジェクトの意義は自分でもちゃんと理解しているし、それを任されて終わらせる前にあれがやりたいこれがやりたいというのは自分でも嫌。
まずはマリガヤハウスにきちんとインターンとして貢献してから自分としてやりたいことをやらせてもらおうと思う。

僕の研修だとただ行って帰って来ただけでは何も語るもののないものになってしまう気がする。

「僕の周りにはインド人と、ハンガリー人と、ブラジル人と、トルコ人と、・・・・がいて、夜お互いディスカッションしたら本当に価値観の違いに気付かされた」、とか


「マックもスタバもなくアフリカで黒人に囲まれて・・・・・」とかそういうことを語ることは全くできないと思う。


僕の場合何かしらのインパクトを残さなければ絶対自分で納得できないと思う。一つは勿論プロジェクトへの貢献、それプラスαも必要。


頑張らねば・・・・・・と自分に言い聞かせる今日この頃。

なんかどんより系ですみませんです。

8 件のコメント:

  1. 筆子です。
    ほんとに改めて、将来に直結してて充実させられそうだよね!
    日本色が強いってのも、生活に適応するキャパあんまり割かれない訳だから、十二分に自分のやりたいことに集中できて、ある意味たくろの研修内容には合ってる環境だともいえるんじゃないかな^^
    その辺の国際色あるなしってのは一長一短だよね…
    スカイプとか話したいぞー!
    がんばってこぅっ!

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  2. どんより系きたー!!!笑 いいはじまりの合図だと思いますよー!っの優子です!

    写真にうつってるボーリング場いった!!

    多少は自分が想定してたような環境にいたかったよね。仕事はなくてもいろんな国の人が周りにいる!とか!
    でも客観的にいってしまえばどーんな環境でも楽しめる奴が勝ちだよ!!ふぁいとう

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  3. いとーでっす

    たしかに、黒人に囲まれてたとか色んな人とあったってのは希少な経験だし、貴重なものだと思うよ。

    それらを経験して何も得ないで帰ってくるやつはいないと思う


    たくろーがいる環境も、一見日本人ばっかで普通かもしれないけど、その中でもきっと日本にいる日本人とは違うところはあるんじゃない?
    これに気づけたら勝ちっしょ!

    この経験をしてなんにも得ないで帰ってくるやつはいっぱいいるはずだぜぃ
    だからたくろーも、どんな環境でもいろいろ気づいて考えれば語るものがありまくりの研修だ!!

    がんばれっ!!

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  4. ジレンマきたきたー

    いとしゅんと被るけど、一見日本とあまり大差ないように見える中にも絶対に日本と違うことってあると思うよ。そこに気づいて働きかけることができたら、本当に貢献できると思う。周りに国籍も、宗教も、考え方も全然違う!!って感じに違いが明確がじゃない分たくろうの研修はある意味ハードル高いけど、それはそれでみんなの研修とは異色で面白いって私は思うなー応援してますv

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  5. いやいや今うちは逆のパターンですなww
    東ヨーロッパ諸国、中東諸国いや何よりもトルコ人と8割くらいの時間を過ごしてる自分でありながら明日から仕事がスタートという…。

    まあうちは今楽しいよ。ただそれだけ。
    ただアイセック以外(小学校での授業とか)を早く計画したいのに、
    スケジュールが分からないといわれてかなり苛立ってはいるけどw

    十分日本で得られない現場の様子っっていうのがみれてるじゃない!

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  6. みんなありがとう!!!!

    なんかぼやきみたいになっててすみませんすwww


    確かにアイセックっぽい研修ではないかもしれませんが、絶対良い研修にしたいと思います!


    今日は最近有名なごみ山に行ってきました。
    帰ったらたくさん話しましょうね!

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  7. こたろうさんです。

    環境の変化かぁ・・・
    でもたくろうの言ってることめっちゃわかるよ。

    俺も職場に日本人の子が来た時にかなりしかもあからさまに距離とってた気がする。

    そいつがあまりにキャンプの生活が辛くて親に連絡したらしくそいつの親からキャンプのディレクターにものすごい剣幕で日本語で電話かかって来たときは俺が全部対応したんだけど。。。もうそれからしばらくは関係結構やばかったよw 

    先にきてた俺は本当はいろいろ教えなくちゃいけない立場なのに(今はかなり反省してる。。。)それよりも2ヶ月ていう短い間にたくろーのいうような「僕の周りにはインド人と、ハンガリー人と、ブラジル人と、トルコ人と、・・・・がいて、夜お互いディスカッションしたら本当に価値観の違いに気付かされた」って環境作ろうと自分で必死になってた気がする。


    でもさー帰ってきて思うけど、結局は周りにきづかされたとか、色んな国の人と触れ合ったとかよりもそこで自分が何をしたかが一番重要だと思う。

    俺は今のたくろのおかれている責任の大きいポジションは確かにroutine jobの繰り返しかもしれないけど本当にやりがいのあることだと思う。そしてそれをまかされたたくろうはやっぱりすごいと思う。
    とにかく俺は自信をもって言うけど、自分の周りに無理にそういった環境を作ってイメージしていた経験をつもうと頑張るなら今自分のおかれた環境でどれだけ頑張れるか考えることの方が絶対やりがいも得るものもあると思う。
    てかあるはず!!

    たくろが今欲しい環境も毎日身の回りにあったらそれが当たり前になっちゃうよ。ちがった形でも価値観の違いを自分から探すことも、感じることもできると思う!たくろうはそれができるやつだと俺は思うよ!

    なんかめっちゃ書いちゃってごめん。でも同じこと俺も感じたし、気持ちめっちゃ分かるから書き連ねてしまいました。

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  8. こたろうさん。


    確かにそうですね。環境って慣れてしまえばそれが当たり前になってしまうものなのかもしれません。

    自分がどうしてわざわざ再びフィリピンに来たのか、ここで何をしたかったのかをもう一度考えれば、僕の悩みは結局2次的なものにすぎないんだなと思います。

    ありがとうございます!!

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